今回は年金と税金について勉強します。
果たして、年金の受け取りには税金がかかるのでしょうか。
\前回の内容をふりかえる/
公的年金と税金
公的年金の保険料を納めたとき、給付を受けたときに発生する税金は次の通りです。
公的年金を支払ったとき
国民年金や、厚生年金、国民年金基金などの保険料を支払うときにも税金は発生します。
しかし、支払額の全額が社会保険料控除の対象です。
公的年金給付を受けるとき
老齢基礎年金や老齢厚生年金などの老齢給付を受け取る際には税金が発生します。
老齢給付でも、収入があるとみなされ雑所得として税金を支払わなければいけません。
しかし公的年金等控除が適応されるため、他の所得よりも少ない税金で済みます。
かりん
老後に給付額の全額に税金がかかるのは酷ってことで控除になるよ
非課税となる公的年金給付
受け取る際に税金がかからない公的年金給付もあります。
- 障害給付
- 遺族給付
こちらの2つの年金の受け取りは非課税です。
かりん
これらの給付に税金がかかるのは、かわいそうだもんね
年金と税金 練習問題
〇か×かで答えよ
(1)老齢基礎年金、老齢厚生年金の受け取りは非課税である。
(2)国民年金は支払額の全額が社会保険料控除の適応になるが、厚生年金の支払いは半額の適応である。
(1)老齢基礎年金、老齢厚生年金の受け取りは非課税である。
(2)国民年金は支払額の全額が社会保険料控除の適応になるが、厚生年金の支払いは半額の適応である。
回答
(1)×
老齢基礎年金、老齢厚生年金のともに雑所得として所得税がかかる。
(2)×
国民年金、老齢年金ともに全額が社会保険料控除の対象です。
年金と税金 まとめ
いかがでしたでしょうか。
税金ってなんにでもかかるんですね…。
老齢年金にもかかるって結構痛い。しかし、義務なのでしっかり納めましょうね。
今回の内容をまとめておきます。
- 公的年金の支払いにも税金がかかる
→しかし全額が社会保険料控除の対象 - 老齢給付の受け取りにも税金が発生
→雑所得として課税
公的年金等控除が適応 - 障害、遺族給付は非課税
\次回の内容はこちらです/
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