外貨建て金融商品【FP3級勉強】

外貨建て金融商品 FPお勉強

今回は外貨建て金融商品について学びます。

最近少し知名度が上がってきたように感じますが、興味のある方も多いのではないでしょうか。

\前回の内容/

外貨建て金融商品とは

外貨建て金融商品

外貨建て金融商品とは、何なのでしょうか。基本の部分を紹介します。

外貨建て金融商品

外貨建て金融商品とは、取引が米ドルやユーロなどの外貨建てで表示されている金融商品です。

円高や円安の影響で損益が出たりします。

❁関連 インフレ・デフレについて

為替レート

外貨建ての金融商品を購入するときは、円から外貨に換金必要があります。

また利子や元金を受け取るときには、外貨から円に換える必要もありまあす。

このときには、為替レートを用います。

TTS:円→外貨に換金するレート
TTB:外貨→円に換金するレート

かりん
かりん

二つの基準となるレートをTTM(仲値)というよ

為替リスク

為替レートは常に変動しています。

そのため、外貨建て金融商品の取引はレートの変動による影響(為替リスク)がつきものです。

為替レートの変動によって生じた利益を為替差益、損失を為替差損といいます。

かりん
かりん

円安になると為替差益がでるってことだね!

 

外貨建て金融商品の種類

外貨建て金融商品の種類

外貨建て金融商品の主なものにはこちらがあります。

  • 外貨預金
  • 外国債券
  • 外国投資信託

少し詳しく説明します。

外貨預金

その名の通り、外貨で行う預金のことです。

仕組みは日本の円預金と同じですが、預貯金保険制度は対象外

定期預金は中途換金ができません。

❁預貯金保険制度とは  セーフティーネット制度と関連法規

外国債券

発行者、発行場所、通貨のいずれかが外国である債券の総称を外国債券といいます。

円建ての海外の債券も外国債になります。

発行者が海外、発行場所と通貨が日本の債券をサムライ債。

発行者と通貨が海外、発行場所が日本の債券をショーグン債といいます。

外国投資信託

投資信託の国籍が海外にあり、海外の法律に基づいて設定される投資信託です。

代表的なものに、外貨建てMMFがあります。

かりん
かりん

外貨建てMMFは外国籍の公社債投資信託のことだよ

❁外貨建てMMFの特徴

  • 売買手数料なし
  • 短期の金融商品で運用
  • 株式は組み込まれていない
  • いつでもペナルティなしで換金可
  • 売却益は譲渡所得
  • 収益配分金は利子所得(20.315%)

外貨建て金融商品 練習問題

〇か×かで答えよ

(1)円を外貨に換えるときの為替レートはTTSを用いる。

(2)TTBが50円TTDが55円のとき、500ドルを円貨に換金すると3,0000円である。

(3)外貨建てMMFは中途換金すると手数料が発生する。

(4)日本で外貨預金を行うと、預金保険制度の対象となる。

回答

(1)〇

(2)×
 500ドル×55=27,500円

(3)×
 外貨建てMMFはいつでもペナルティなしで換金可能。

(4)×
 外貨預金はいかなる場合でも預金保険制度は対象とならない。

 

外貨建て金融商品 まとめ

外貨建て金融商品 まとめ

今回は外貨で行う金融商品についてまとめました。

いろいろなことが関連して少しややこしいですが、しっかり覚えておきましょう。

今回の内容をまとめておきます。

  • 為替レート
    外貨→円:TTB
    円→外貨:TTS
  • 為替リスク
    為替レートの変動で利益:為替差益
    為替レートの変動で損益:為替差損
  • 外貨建て金融商品
    外貨預金
    外国債券
    外国投資信託(外貨建てMMF)

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