金融の基本【FP3級勉強】

金融の基本 FPお勉強

今回は金融の基本について学びます。

少し難しい用語もでてきますが、一緒に頑張っ

て理解しましょう!

\前回の内容はこちらから/

金融市場

金融市場

金融市場とは、お金の貸し借りをしている場のことを指します。

取引期間が1年未満の短期金融市場と取引期間が1年以上の長期金融市場に分けられます。

短期金融市場は、さらにインターバンク市場オープン市場に分けられます。

  • インターバンク市場
    金融機関のみが参加できる市場
    手形市場やコール市場などがある
  • オープン市場
    一般企業からも参加できる市場

 

新発10年国債利回り

新発10年国債利回り

新規に発行された償還期間10年の国際の流通利回りを、 新発10年国債利回りといいます。

長期金利の指標として使われていて、住宅ローン金利や企業の長期資金借入利率の基準になります。

 

金融政策

金融政策

金融政策とは、物価の安定を目的として日本銀行が実施する政策です。

主な金融政策には次のようなものがあります。

  • 公開市場操作
  • 預金準備率操作

公開市場操作

日本銀行が短期金融市場において、手形や国債などの売買を行って金融市場の資金量を調達することです。

買いオペレーション売りオペレーションがあります。

買いオペレーション

日銀が金融機関の保有する債券などを買って、資金を支払う。

それにより、市場に出回る資金の量が増える。→金利が下降する

景気が下がっているときに行われます。

売りオペレーション

日銀が保有する債券などを金融機関に売って、資金を受け取る。

よって、市場に出回る資金の量を減らす。→金利が上昇する。

景気が上昇しているときに行われます。

売りオペレーション

この二つの相関を図にするとこちらです。

買いオペ・売りオペの相関

 

預金準備率操作

預金準備率操作

金融機関は、準備預金として一定の預金を日本銀行に預けることが義務付けられています。

この割合を預金準備率といいます。

預金準備率を引き上げたり、下げたりすることで、金融市場の資金量の調整をすることが預金準備率操作です。

預金準備率の引き上げ

預金準備率が引きあがると、金融機関は日銀に多額の資金を預けなければなりません。

そのため、市場に出回る資金の量が減ります。→金利が上昇する

景気が上昇しているときに、行われます。

預金準備率の引き下げ

預金準備率が引き下がると、金融機関は日銀に預ける資金が減ります。

よって、市場に出回る資金の量が増えます。→金利が下降します

景気が後退しているときに、行われます。

 

財政政策

財政政策

財政とは、国や地方公共団体が行う経済活動をいいます。

財政政策とは、国や地方公共団体の行う政策のことです。

かりん
かりん

減税や公共投資が
財政政策にあたるよ!

 

金融の基本 練習問題

〇か×かで答えよ。

(1)日銀が売りオペレーションを行うと、金利は上昇する。

(2)インターバンク市場は、金融機関のみしか参加できない市場である。

(3)一般に景気が後退しているときに、預金準備率は引き上げられる。

回答

(1)〇

(2)〇

(3)×
 一般に景気が後退しているときは、預金準備率は引き下げられる。

 

金融の基本 まとめ

金融の基本 まとめ

いかがでしたでしょうか。

難しい言葉がたくさんでてきましたが、理解するとなーんだこんなものか…

ときっとなるはずです。

今回の内容もまとめておきます。

  • 金融市場
    短期金融市場(インターバンク、オープン)
    長期金融市場(証券市場など)
  • 新発10年国債利回り
    新規の償還期間10年の国債の利回り
  • 金融政策
    物価安定目的に日銀が実施
    (買いオペ・売りオペ)
    (預金準備率の上げ下げ)
  • 財政政策
    国や地方公共団体が行う政策

\次に進もう!/

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