ここからは株式について勉強します。
興味のある人、ない人の差が激しく出てくる内容ですがFPの知識としては重要です。
しっかり基本をおさえましょう。
\債券の内容を振り返る/
株式とは
株式とは、株式会社が資金調達のために発行する証券です。
株式を購入した人を株主といい、株主には以下の権利があります。
議決権 | 会社の経営に参加する権利 |
余剰金分配請求権 | 会社が獲得した利益の分配を受ける権利 |
残余財産分配請求権 | 会社が解散した場合、持株数に応じて残った財産の分配を受ける権利 |
株式の単元
株式の取引単位のことを単元株といいます。
株式の売買は、原則として単元株の整数倍で行われます。
株式の取引単位は1~1,000株。株式の発行会社が決めているよ!
単元未満でも売買できる方法として、株式累積投資や株式ミニ投資があります。
- 株式累積投資
毎月、一定額ずつ積み立てで購入する方法
ドル・コスト平均法ともいう - 株式ミニ投資
1単元の10分の1単位で売買する方法
証券取引所
株式は、証券取引所を通して売買されます。
証券取引所には一部と二部に分けられます。
また、新興企業への市場にはマザーズやジャスダックがあります。
株式の見方
ここからは株式の見方を説明します。
株式欄の見方
株式欄の見方を簡単に説明をすると次のようになります。
(販売単位などは掲載されている媒体によって異なる場合があるので、実際に株式欄をみるときは、その媒体の見方を確認してください)
ローソク足
ローソク足とは、株価の動きを表したチャートです。
始値よりも終値が高かったときは陽線、安かったときは陰線となります。
引用:バイナリーオプションで初心者が稼ぐ!
株式の取引
株式の取引について、簡単に理解しておきましょう。
株式の注文方法
株式の注文方法には、指値注文と成行注文があります。
- 指値(さしね)注文
売買価格を指定して注文する方法
例)5,000円で100株買う - 成行(なりゆき)注文
売買価格を指定しないで注文する方法
例)いくらでもいいから100株買う
指値注文より、成り行き注文の方が優先されます。
また、同一銘柄で複数の売り指値注文があるときは最も低い価格が優先され、買い指値注文の場合は最も高い価格が優先されます。
同一銘柄にて、複数の指値注文があるときは、時間の早い注文が優先されます。
指値注文でも、指定した額より有利な価格で取引が成立することもあるよ♡
決済
株式の売買が成立した日から4営業日目に決済が行われます。
株式の基本 練習問
〇か×かで答えよ。
(1)同一銘柄で指値注文と成行注文があったときは、指値注文よりも成行注文の方が優先される。
(2)株式の売買代金の決済は、売買の成立日から3営業日目に行われる。
(1)〇
(2)×
売買成立の日から4営業日目に決済が行われます。
株式の基本 まとめ
今回は株式の基本となる部分をまとめました。
株式投資など、実際にされている方にとっては簡単な内容でしたね。
株式について触れたことが無い方も、これをきっかけに投資を始めてみるのもいいかもしれません。
実際に経験することで、より知識が身になるはずです。
今回の内容をまとめておきます。
- 株式
株式会社が資金調達のために発行する証券 - 株式の取引単位:単元株(1~1,000株)
単元株未満で購入する方法
→株式累積投資・株式ミニ投資 - ローソク足
株式の動きのチャート - 株式の注文方法
指値注文:売買価格を指定して注文
成行注文:売買価格を指定しないで注文
指値より成行注文が優先される - 株式の決算
売買が成立した日から4営業日目
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