今回で金融資産運用の内容は最後になります。
最後はデリバティブ取引について少し触れておきますね。
\前回の内容はこちら/
デリバティブ取引
デリバティブ取引とは、株式などの金融商品から派生して生まれた金融商品の取引をいいます。
- 先物取引
- スワップ取引
- オプション取引
などがあります。少し説明をします。
先物取引
一定時期において、特定の商品を一定の価格で一定の数量だけ売買することを約束する取引をいいます。
例)
4月の時点で6月に受け渡しする商品の価格を先に決める
スワップ取引
金利や通貨から生じるキャッシュフローを交換する取引をいいます。
かりん
キャッシュフローとはお金の流れのことだよ!
例)
A銀行から変動金利で50万円のローンがあるが、今後金利が上がったときに不利になるので、B銀行と変動金利と固定金利を交換する契約を結んでいる
オプション取引
一定時期に、一定の価格で特定の商品を売買する権利を売買する取引。
買う権利をコール・オプション、売る権利はプット・オプションといいます。
デリバティブ取引 練習問題
〇か×かで答えよ。
(1)先物取引は、金利や通貨から生じるキャッシュフローを交換する取引のことをいう。
(2)オプション取引において、買う権利のことをプット・オプションという。
回答
(1)×
先物取引は、将来の一定時期において
特定の商品を一定の価格で一定数売買することを契約する取引。
(2)×
買う権利のことは、コール・オプションという。
デリバティブ取引 まとめ
ここは用語をしっかり押さえればOKです。
覚えずらいですが、コール・オプション、プット・オプションは覚えておきましょうね。
今回の内容をまとめておきます。
- 先物取引
一定時期に特定の商品を一定の価格で一定数売買する取引 - スワップ取引
通貨などから生じるキャッシュフローを交換する取引 - オプション取引
一定時期に一定の価格で特定の商品を売買する権利を売買する取引
買う権利:コール・オプション
売る権利:プット・オプション
\次回からは税金についてだよ/
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